「ワタミ高付加価値化、裏目」 2016/01/19 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の「「ワタミ高付加価値化、裏目」」です。





業績不振に直面するワタミ。昨年12月には介護事業を売却した。創業者で実質的な筆頭株主である自民党参院議員の渡辺美樹氏は現状をどう見ているのか。現経営陣との関係、経営復帰の可能性などについて聞いた。

――ワタミの業績悪化をどう見る。

「2014年3月期と15年3月期で計約200億円の連結最終赤字を出したのは大変残念だ。創業者のリーダーシップに基づいた経営から集団指導体制への転換を図ったが、十分ではなかった。会社を引き継いだ者として強い責任を感じる」

――居酒屋事業の厳しさが続いている。

「最大の失敗はメニューの高付加価値化だ。単価を上げて利益率を上げ収益を上げるのを狙ったが、それはワタミ側の都合で、お客様の要望をくみ取っていなかった。都心部では幅広いメニューを出す総合居酒屋の時代は終わったが、地方はまだ需要がたくさんある。個々の事例にきめ細かく対応する必要がある」

――渡辺氏とワタミは今はどのような関係か。

「親と子の関係と捉えている。ワタミがより自立を目指しているのを、自分は生みの親として見守る。ただ、自立しようとしても様々な葛藤や迷いがあり、そのときに創業者に聞くのは当然。この関係は死ぬまで続く」

――経営トップへの復帰論を否定している。

「これからのワタミは僕がいない方が伸びると思う。地球上で一番たくさんのありがとうを集める会社という理念を掲げており、そのためにはもっと強く大きな組織にならねばならない。ボトムアップの経営が軌道に乗り始めた今、自分は戻るべきではない。保有株を手放す気は今は無い。理念をある程度形にし続けるためには(大株主という)裏付けが必要だ」

――元社員の過労自殺に関する裁判などで従業員に対し過酷な「ブラック企業」のイメージがつきまとっている。

「ワタミは社員をこき使う会社だとして客が離れたことは、真摯に受け止めたい。名誉回復やブランド挽回は、時間をかけながら事実を積み上げていく必要がある」

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