「瀬戸社長を一流経営者に」 RIZAP次期COO松本氏 2018/06/02 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の「「瀬戸社長を一流経営者に」 RIZAP次期COO松本氏」です。





RIZAPグループの次期・最高執行責任者(COO)に就く松本晃カルビー会長兼最高経営責任者(CEO)が日本経済新聞の取材に応じた。なぜ多くのオファーの中でRIZAPグループを選んだのか、どんな役割を果たすのか。松本会長は「瀬戸健社長を一流の経営者に育てること」など胸の内を語った。

(画像:松本晃カルビー会長兼CEO)

――カルビー会長の退任発表後、企業からのオファーはありましたか。

「いっぱい来たね。今回の人事が出ても『社外役員でいいから来てほしい』との声も頂いた。もともと自分は経営しかできない。悠々自適はできないので、仕事があっての自適だと」

――なぜRIZAPを選んだのですか。

「瀬戸健社長に尽きる。こんな面白い人が日本にいるんだと思って。若いのにこれだけの企業を育て、楽天、ソフトバンク、ニトリホールディングス、大創産業などキャリアの豊富な人材をうまく集めている。瀬戸君はタイプが違うけど、(ソフトバンク社長の)孫(正義)さんの若い頃の雰囲気がある。2人ともじじ殺しだね。とにかくこの人を一流の経営者にしたら面白いと」

――一流の経営者の条件とは。

「2つある。組織をちゃんとつくれる人で、そのための人材を集めるスキルがあること。そして人の使い方がうまいこと。だから瀬戸君は成功する可能性が高いと思う。瀬戸君より若い役員は少ないけど、周囲が助けたくなるのかな。僕もだけど(笑)。これは天性のものだろうね」

――業務面ではどんな役割を果たしますか。

「成長過程で色々な会社を急いで買収しているから、その中に変な会社があるかもしれない。赤字ならいいけど、コンプライアンスの問題で足を踏み外すと会社全体がダメになる。いったん全体を仕分けしてそこから手を付けようと」

――どんなコンビになるでしょう。

「カルビーでは伊藤秀二社長とは10歳違いで、ここまで年齢差があると競争意識は生まれない。4~5歳ぐらいだと別だけど。瀬戸君とは30歳だからね。実の息子と同じ年齢だし、やはり育てようという感覚かな」

――松本会長はM&A(合併・買収)に慎重な姿勢でした。RIZAPのやり方に違和感はありませんか。

「カルビーは国内に欲しい会社がなく、海外からの申し込みは多かった。ただ買収提示額はものすごく高い。よほどもうけないとのれん代も稼げない」

「ジョンソン・エンド・ジョンソン時代には2兆円の案件をやっているし、だから抵抗があるわけではない。M&Aは株主のお金でやるわけだから、相応の覚悟が必要。RIZAPは数多くやっているけど、そんな高い会社は買ってない。ちょっと経営を改善すれば業績が上向くようなモデルだと聞いている」

――伊藤忠商事時代から現場を歩くスタイルでしたが、やり方は変えないのですか。

「もちろん。RIZAPではあまりやっていないと思うけど会議はできるだけやるなと。先のことを聞かれるけど今はカルビーから給料をもらっているから、まだ深く考えていない。ただしRIZAPに移ったらカルビーのことは一切忘れる」

(聞き手は編集委員 中村直文)



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