こころの健康学 目を閉じ10分、疲れ癒やす 2017/4/3 本日 の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞のこころ面にある「こころの健康学 目を閉じ10分、疲れ癒やす」です。





 日本の高校生は、他の国の高校生と比べて、授業中居眠りをすることが多いという調査結果が話題になった。しかし、振り返ってみると、私も高校生時代に居眠りをよくしていたので、この問題は今に始まったことではないのかもしれない。

 調査を報告した記事のなかには、居眠り対策として、講義中心の座学による授業ではなく、参加型の授業に変えていってはどうかと提案しているものもあった。たしかに生徒たちも、自分が授業に積極的に参加できれば眠気がとれるだろう。

 もうひとつ役に立つのが昼寝だ。昼食後に短時間の昼寝をすると眠気がとれて、午後の作業がはかどることがわかっている。私たちの眠気は12時間周期で強くなるとされている。そのピークが午前2時と午後2時だ。そのため午後2時の前に昼寝をすれば眠気がとれる。

 ただ、眠りが深くなると、起きた後にだるさが残ってしまう。そうならないようにするには、眠る時間を短くするのがよい。眠りが深くなる前に起きるのだ。昼寝の時間は10分から15分、長くても30分以内にしなくてはならないとされている。それも座ったまま眠った方がよい。これも、深い眠りに入らないようにするためだ。

 さて、このように昼寝が良いと言われても、そう簡単に昼食後に眠ることができない人もいる。その場合は、静かに目を閉じて椅子に座っているだけでも疲れがとれる。私たちは多くの情報を目を通して受け取っている。目を閉じることでそうした情報から距離を置くことができ、疲れがとれてくる。

(認知行動療法研修開発センター 大野裕)



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です