わかる財務 決算書のイロハ(9)キャッシュフロー 現金の出入りを示す 2016/04/15 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の投資情報面にある「わかる財務 決算書のイロハ(9)キャッシュフロー 現金の出入りを示す」です。





 NTTドコモは2016年3月期に総額3074億円の自社株買いを実施した。自社株買いは1株あたり利益を増やして株価上昇につなげる株主還元の一環だが、元手も必要だ。それだけの多額の資金を振り向ける余力はあるのだろうか。

 企業の事業活動での様々な現金の出入りを整理した「キャッシュフロー計算書」からは企業の資金の状況を知ることができる。製品を販売すれば売上高が計上されるが、代金回収は数カ月先ということも珍しくない。売上高や利益の金額だけでは分からない実際の現金の出入りを記している。

 仕入れや販売など日々の企業の営業活動に伴う現金の出入りを示すのが、営業キャッシュフロー(CF)だ。一方、工場の建設や機械の購入といった投資活動に伴う現金の出入りは投資CFと呼ぶ。設備投資や企業買収にお金を使うと投資CFはマイナスになる。

 重要なのは営業CFと投資CFを足して求める純現金収支(フリーキャッシュフロー=FCF)だ。事業活動の結果、手元に残った自由(フリー)に使えるお金だ。借入金返済や配当、自社株買いに回すことが多い。

 NTTドコモの15年3月期のFCFは3117億円と三菱商事(6434億円)などに次いで多い。通信設備の大型投資が一巡し、資金に余裕がある。これを自社株買いに充てたというわけだ。



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