わかる財務 決算書のイロハ(12)IR 情報充実で長期株主づくり 2016/04/20 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の投資情報面にある「わかる財務 決算書のイロハ(12)IR 情報充実で長期株主づくり」です。





 産地、栄養素、おいしい食べ方……。鮮魚店に行ったときは、店頭の魚の情報が充実しているほど購入意欲が高まるものだ。企業が実施するIR(投資家向け広報)もそれに似ている。企業が詳しい情報を自主的に提供し、適正な株価形成につなげようとする活動だ。

 IRはInvestor Relationsの略称で、アイアールと呼ぶ。投資家の判断の助けとなるように経営状況や財務に関する情報を詳しく開示する。

 代表例が定型の決算短信を補足する資料として企業が自主的に作成する決算説明資料だ。決算短信に入っていない数字が開示されていることも多く、収益動向の理解に役にたつ。最近は機関投資家向けの決算説明会の様子を、動画で幅広く配信する企業も増えている。

 企業がIRを強化するのは、開示する情報を充実させることで投資家と良好な関係をつくり、株を長期保有してくれる株主を増やしたいからだ。IRに消極的とみられてきたファナックは昨年4月に株主との対話窓口となる部署を新設。株主向けに工場の見学会も開くようになった。

 もっともIRで追加的に開示される情報は法律や取引所の規則で決められた情報とは異なり、内容はすべて企業側に任されている。良い面を強調しすぎていないかなど、客観的な情報かどうかを見極めるのも大切だ。

(この項おわり)



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