インド堅調 7%成長 4~6月、消費伸びる 資源安も追い風 2015/09/01 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の総合2面にある「インド堅調 7%成長 4~6月、消費伸びる 資源安も追い風」です。





 【ニューデリー=黒沼勇史】中国の景気減速や資源安で新興国経済が変調をきたすなか、インド経済が底堅く推移している。31日に発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)成長率は、前年同期比で7.0%と高水準を維持した。対中輸出に頼る度合いが低く、資源の純輸入国であるインドが、新興国のなかでは相対的に経済の好調さを保っている。

ムンバイのスーパーマーケットで買い物をする人たち(4月)

 4~6月の成長率は1~3月の7.5%から鈍ったが、6%台だった1年前と比べると高めの水準だ。個人消費が7.4%増と全体をけん引し、回復途上の設備投資(4.9%増)を補った。

 消費現場では高額商品の売れ行きが良くなっている。新車販売は4~6月期に6%伸び、直近の7月も11%増えた。ガソリン安が消費者心理を改善している。

 素材産業も好調だ。世界鉄鋼協会によると、1~7月のインドの粗鋼生産量は前年同期より4%増えた。日米中などが軒並み前年割れになっているのとは対照的に、インドではインフラや家電向けの需要が旺盛だ。

 インド経済が堅調なのは、新興国の成長パターンである「対中輸出型」と「資源輸出型」の「どちらにも該当しない唯一の主要新興国」(印格付け会社インディア・レーティングス・アンド・リサーチのスニル・シンハ氏)だからだ。

 インドの対中輸出は輸出総額の8%。GDPに占める割合も2%で、10%超の国が多い東南アジアに比べ、中国の景気減速が響きにくい。原油輸出に頼るロシアなどとも異なり、インドは資源の純輸入国だ。資源安は経済の追い風になる。

 もっとも対中輸出の少なさは、工業化の遅れの裏返しでもある。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日、少雨が農業に響くとみて、インドの15年度の成長率見通しを従来予想の7.5%から7%に下方修正している。



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