デジタル時代のマーケティング戦略(1)データに基づき顧客対応 2018/07/05 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の「デジタル時代のマーケティング戦略(1)データに基づき顧客対応」です。





衣料品通販サイト「ゾゾタウン」の採寸用ボディースーツ「ゾゾスーツ」が今年4月から本格的に配布され始めました。水玉模様のスーツを見た方もいるでしょう。またローソンは4~5月、来店客がレジを通らずにスマートフォンのアプリで自ら決済する実証実験をしました。流通小売業は近年、飛躍的に進化しています。それを支えるのがデジタル技術を活用したマーケティングの進化です。

この連載では、デジタルマーケティングが従来のマーケティングと何が違うのか、企業と消費者との関係がどう変わるのか、機能させるための組織のあり方などについて解説します。

デジタルマーケティングには様々な定義があり、インターネット広告やビッグデータ分析と定義されることもあります。ただし、これらはデジタルマーケティングの一要素にすぎず、より重要なのは「データドリブン」と「次世代チャネル」です。データドリブンとは、消費者理解を勘や経験でなくデータに基づいて行うことです。次世代チャネルとは、実店舗でも電子商取引(EC)でも同じような購買体験が可能で、消費者の購買データ取得の場になるということです。

例えば、服を買おうとしてスマホでECにログインし、気に入った服のページを見たとします。その履歴はデータとして蓄積されます。結局購買には至らず、実物を見たいと実店舗に行くと、次世代チャネルでは店内のビーコン(電波受発信機)がスマホと通信し、店員はECの履歴をもとに接客できます。これが消費者理解をデータに基づいて行うということです。

マーケティングにはセグメンテーション(市場の細分化)、ターゲティング(標的市場の決定)、ポジショニング(立ち位置の決定)、マーケティングミックス(売れる仕組みの構築)という戦略策定プロセスがあります。デジタルマーケティングは、このうちセグメンテーションとターゲティング、そしてマーケティングミックスの中のチャネルとプロモーションを進化させるものなのです。

まきた・ゆきひろ 京大経済学研究科修了。専門は経営戦略、マーケティング



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