トランプショップ 世界の行方を聞く 貿易戦争終結 摩擦は一部に対外経済貿易大学教授 王健氏 2016/12/22 本日の日本経 済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の国際面にある「トランプショップ 世界の行方を聞く 貿易戦争終結 摩擦は一部に 対外経済貿易大学教授 王健氏」です。





 ――TPPの発効が難しくなりました。

 「TPPは非常に多くの例外が盛り込まれた。トランプ氏はTPPでは米国(企業)の利益を実現できないと考えたのだろう。彼がグローバル化に反対と私は思わない。米国経済や福祉をどう立て直すかを政策として優先するだけだ」

 ――中国は通商政策を変えますか。

 「変えないだろう。私は大統領就任後も世界貿易に大きな変化は生じないとみている。歴代の大統領もそうだった」

 ――トランプ氏は中国製品への関税を大幅に上げると言っています。

 「トランプ氏は中国製品の流入が米企業に打撃とみるが、一部の製品には環境の問題があり中国も渋々生産している。この貿易構造はすぐには変えられない。世界貿易機関(WTO)協定では、関税をかけるといってかけられるものでもない」

 ――中国と米国の貿易摩擦が強まりませんか。

 「保護主義の政策効果は下がった。インターネットで貿易の参入障壁が下がり、中小企業や個人もやっているからだ。中国人が日本でトイレの便座を買うのを防げるか。トランプ氏の保護主義は経済グローバル化の中で小さなさざ波、局所的な利益の調整にとどまる」

 「貿易戦争の時代は過ぎた。一部の業界では(激しい摩擦は)あっても、全体ではありえない。今は貿易と投資が混然一体となり単純な国家間の貿易ではない。市場が統一され互いに依存しており、保護措置は自らを傷つける」

=随時掲載

 対外経済貿易大学で博士号、99年に同大学教授。専門は国際的な電子商取引。52歳。



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