トレンドサーチ 500円ランチに必携本 持ってる仲間と食べ歩き 2016/04/09 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の企業・消費面にある「トレンドサーチ 500円ランチに必携本 持ってる仲間と食べ歩き」です。





 時に1000円を超える食事が500円ほどで飲食できるランチクーポンサービスを利用する人が増えている。安くなるのはもちろん、クーポンを発行する店を巡る食べ歩きも楽しめることが人気の秘密だ。消費がさえない中でのヒットとあって、新規参入する企業も相次いでいる。

各地域に広がる「ランチパスポート」

 東京・新橋の駅近くの飲食店街。3月の平日正午すぎ、空揚げ料理「彩(カラー)」の前には座席数とほぼ同数の10人ほどの行列ができていた。約半分の人は手に持った書籍「ランチパスポート(ランパス)」で掲載情報を調べている。

 彩ではランパスを持っていれば、700~800円ほどの日替わりランチを500円にしている。会社員の松本貴之さんは同じ500円でも「コンビニ弁当に比べていろいろなものを食べられる」とほほ笑む。近くの会社に勤める青砥久志さんも「仕事の付き合いの日以外はほぼ毎日使う」と話す。

 500円で食べられるワンコインクーポン書籍を広めたランパスは2011年にスタート。クーポン掲載店で指定されたメニューを注文して、本を見せると割引が受けられる仕組みだ。店にとっては新規客の獲得や、より客単価が高い夜への誘客が狙える。

 フリーペーパーなどに掲載するクーポン券に似た使い方だが、書籍を買った人が「元をとろう」と考え、店を訪れる動機になりやすいのが特徴だ。本を持つ職場の仲間と一緒に出かけるといったシーンもよく見られるようになってきた。

 話題になるにつれ、ライバルの出版社はもとより、IT(情報技術)企業もウェブやアプリを使った同様のサービスを始めた。「食べログ」を運営するカカクコムは昨春「ワンコインランチ」サービスを月額500円で開始。掲載店は全国3000以上あり、クーポンを利用登録するとランチが1食500円になる。

 2月には、ぴあデジタルコミュニケーションズ(東京・渋谷)などが「ぴあS’ ランチ」を始めた。KDDI(au)ユーザー向けに、都内の3地域でサービスを提供している。

 ランチにこだわらない切り口のクーポン書籍やサービスも出てきた。東京駅周辺にスポットを当てた「エンジョイパスポート」は地域密着型。ディナーやライフスタイル分野の施設利用も割引になる。「東京スイーツパス」など特定のジャンルの飲食店に特化した書籍も出版されている。

 お得に楽しいランチクーポンは節約志向を強める消費者の心をつかんでいる。

(随時掲載)



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