中国の米国債保有、日本に抜かれ2位に 為替介入で大幅減少 2016/12/16 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の国際面にある「中国の米国債保有、日本に抜かれ2位に 為替介入で大幅減少」です。





 【北京=原田逸策】中国の米国債保有額(10月末時点)が大幅に減り、国別の順位で日本に抜かれて2位になった。中国が対ドルで人民元の急落を防ぐため、ドル売り・元買いの為替介入を繰り返したのが理由。米国債の保有額は中国の為替介入の本当の余力を示すともいえ、減り続ければ元売り圧力がさらに高まる悪循環になりかねない。

 米財務省によると10月末の中国の保有額は9月末より413億ドル少ない1兆1157億ドル(約132兆円)。日本も45億ドル減の1兆1319億ドルだったが、中国の減少幅が大きく、逆転した。

 減少の主因は為替介入だ。中国人民銀行(中央銀行)が外貨準備で保有する米国債を売却し、ドル売り・元買い介入の原資とした。11月にトランプ氏が米大統領で勝利してから元の下落は加速、人民銀も介入を増やした。11月末の外貨準備は前月末より691億ドル少ない3兆516億ドルと5年8カ月ぶりの低水準だった。11月末の米国債保有額は10月末からさらに減ったのは確実だ。

 中国は外貨準備の多様化を進め、米国債以外も大量に保有するが、対ドルの介入原資は市場でいつでも売却できる米国債が中心。一般に外貨準備高がその国の為替介入の力を示すが、準備資産が多様な中国では米国債保有額がより正確にその力を示す。中国は資本流出を伴った元安への対処に苦心し、米国債保有額の減少は市場で元の売り材料になる可能性もある。



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