中国不安、米市場に波及 NY株、半年ぶり低水準 資源関連に売り圧力 2015/07/29 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の国際2面にある「中国不安、米市場に波及 NY株、半年ぶり低水準 資源関連に売り圧力」です。





 【ニューヨーク=山下晃】中国株式市場の動揺が米国市場にも広がってきた。27日の米国市場ではダウ工業株30種平均が5日続落し、ほぼ半年ぶりの安値となった。28日は上昇して始まったが上値が重い。発表が相次ぐ米主要企業の決算は主にドル高が負担となり、さえない。中国景気減速への懸念で商品相場の下げが続き、資源関連株への売り圧力も続いている。

 昨年末比の騰落率をみると、28日午前のダウ平均は約2%安い。日経平均株価(16%高)やドイツ株価指標(12%高)を大きく下回る。市場では「米国の株価がさえない主な要因は企業の業績」(ブラックロックのストラテジスト、ケステリッチ氏)との見方が多い。

 2015年4~6月期の決算発表では、キャタピラー、マイクロソフトなど業績が事前の市場予想を下回る例が相次いでいる。米主要企業の4~6月期決算について、すでに発表された結果とアナリスト予想をもとに調査会社トムソン・ロイターが集計したところ、24日時点で前年同期に比べ0.3%の減益だった。

 14年4~6月期は9%近い増益を保っていただけに減速感は鮮明だ。

 中国景気への不安に端を発する商品相場の下げが追い打ちをかける。原油先物相場は新たに中国景気の減速に伴う需要減の観測という重荷を負った。28日も売りが優勢で推移している。

 S&P500種株価指数の業種別騰落率を年初来でみると「エネルギー」はマイナス13%で、最も大きな下落幅を記録した。ダウ平均採用銘柄ではエクソンモービルやシェブロンの下げが目立っている。

 影響はエネルギー関連にとどまらない。ゴールドマン・サックスは27日、機械業界への投資判断を「中立」から「警戒」に引き下げた。

 中国不安は債券市場にも広がる。エネルギー関連企業の発行が多いハイイールド債券(信用リスクが相対的に高い一方、利回りも高い債券)に投資する代表的な上場投資信託(ETF)「SPDRバークレイズ・ハイ・イールド債券ETF」への売りが目を引く。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です