働く力再興 成長の条件(上) 労働の質を問う時代 2017/2 /25 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の第一面にある「働く力再興 成長の条件(上) 労働の質を問う時代」です。





 働き方改革は働き手に優しく接するのが目的ではない。働かずともお金をもらえるといった、甘い幻想を働き手が持っているとすれば、今のうちに断ち切っておいたほうがいい。企業も発想を変える必要がある。人口減やグローバル化で競争は厳しくなる一方。働き手の持つ力を引き出せないと成長はおぼつかない。

 我々が経営者やエコノミストとまとめた働き方改革の提言は、貴重な労働力にしっかり働いてもらうにはどうしたらよいかに重点を置いた。生産性が向上し、成長力が高まらなければ、それは改革の名に値しない。日本の企業には無駄な業務も多い。成長性のある分野に人とカネを集中する。

 働き手は働く覚悟を持つ必要がある。これからは時間や場所を選ばない自由な働き方が約束され、成果に基づいて公正に働きぶりを評価されるはずだ。自らの腕を磨き、プロの働き手として組織に寄りかからない姿勢を持つ。問われるのは成果を生み出す労働の質だ。

 一方、企業の認識も問いたい。かつては正社員を無限定に働かせ、非正規労働者を劣悪な環境下に置いた。過労自殺やパワハラなどの問題はもう起こさないと考えているだろうか。働き手の成長を支え、優秀な人材には人並み以上に報いる。国も働き手の就労意欲をそぐ制度や慣行にメスを入れる。働き方改革と連動し、社会保障や財政を紡ぎ直すべきだ。

■有識者から5つの提言

○自由な働きを公正に評価

○年功・長時間の悪弊を断て

○ひとつの会社に縛られない

○成長力強化へ人材を集中

○国は働くルールの再設計を急げ



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