内閣支持急落、米知日派の見方 日本人はバランス取る ケント・カルダー氏 来年参院選、厳しい戦いに 2015/08/03 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の政治面にある「内閣支持急落、米知日派の見方 日本人はバランス取る ケント・カルダー氏 来年参院選、厳しい戦いに」です。





 【ワシントン=吉野直也】日本経済新聞の世論調査で安倍内閣の支持率が急落し、不支持率が上昇した。不支持が支持を上回る逆転をどうみるのか。知日派のケント・カルダー米ジョンズ・ホプキンス大ライシャワーセンター東アジア研究所長(67)に聞いた。

ケント・カルダー氏

 ――内閣支持率が急落しました。

 「安保法案の衆院での採決が非民主的に映った。年配の人には安倍晋三首相の祖父である岸信介元首相が1960年に反対を押し切って改定した日米安全保障条約を思い出させたのかもしれない。(採決が)高圧的になったのは遺憾だが、そうしたことが理由だろう」

 「一般に日本人はバランスを取ろうとする。もし自民党が強くなり過ぎたとみれば、バランスを取りたがる。過去に自民党が参院で多数を握れなかったときは(有権者が)バランスを取ろうとした可能性がある。来年の参院選は安倍政権にとって厳しい戦いになるかもしれない」

 ――米国が安保法案を後押ししているとみられています。

 「安保法案の内容について日本では誤解されている。米国が中東の過激派組織『イスラム国』(IS)との戦いのために自衛隊の中東派遣を求めていることなどはない。米国は東シナ海や中東での掃海などを期待しているのではないか」

 ――首相が発表する戦後70年談話も注目されています。

 「米国では首相が日米同盟の強力な支持者であると受け止められているが、アジア政策には懸念がある。8月15日に向けて首相が(談話で)何を言うかに多くの関心がある。米国が要望することはないが、歴史認識でバランスを取ってほしいと思っている」

 「日本と中国や韓国などとの関係に、米国が直接、かかわることはないが、中韓両国による日本への批判には注意を払っている。中韓は時々、日本を主流から外そうとして歴史問題を単に戦術として使っている」



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