広がるサブスクリプションモデル(2)消費者引き付ける定額制 2018/07/18 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の「広がるサブスクリプションモデル(2)消費者引き付ける定額制」です。





一般にサブスクリプションは定額制と認識されています。しかし、本来的な意味はそうではありません。そもそもサブスクリプション(subscription)とは、「申し込む」「購読する」という意味のsubscribeの名詞です。事業者と消費者が一定期間、契約関係にあり、その間に利用に対する料金の支払いがある状態を指します。

つまり、シェアリングサービスの代表であるライドシェアのウーバーテクノロジーズや民泊のエアビーアンドビー、フリーマーケットアプリのメルカリなども広い意味ではサブスクリプションに該当するといえます。いずれも消費者が利用登録して継続的な購入意思を示しているからです。

シェアリングサービスの多くはユーザーの利用量に応じて課金する従量制をとっています。ユーザーは登録を済ませれば利用可能な状態になりますが、利用しなければ料金を支払う必要はありません。

これに対し、動画配信のネットフリックスや音楽配信のスポティファイなどは動画や音楽コンテンツを視聴し放題にして毎月一定額を課金する定額制をとっています。この方式の場合、ユーザーは登録後に全く利用しなくても料金を支払わなければならない一方、頻繁に利用する場合は1回あたりの単価が低減するメリットがあります。

近年はこの定額制が消費者の人気を集め、急速に普及しています。その理由として、(1)販売価格が高くて購入には手が出なかったユーザーでも利用可能になる(2)分割払いで購入するケースと異なり、途中で不要と判断すればやめられる(3)ユーザーに一定の品質を保証しているので不具合があれば企業がすぐに対応する(4)ついつい使いすぎてしまうようなサービスの場合、支払い金額が青天井になるリスクを回避できる――などを挙げられます。

定額制のサブスクリプションは、頻繁に利用したい消費者にとっては望ましく、他方、消費者のロイヤルティーを高めて継続的に利用してもらいたい企業にとっても適した方式です。「所有から利用へ」の価値観と調和し、多くの消費者を引き付けるビジネスモデルになったのです。



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