株・REITに個人マネーじわり 国内債投信は2月流出超 マイナス金利導入が契機に 2016/02/19 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の総合2面にある「株・REITに個人マネーじわり 国内債投信は2月流出超 マイナス金利導入が契機に」です。





 日銀のマイナス金利導入で、個人の投資マネーが安全性の高い資産からリスク資産にじわりとシフトしている。国債や社債で運用する国内債投信は2月に2年4カ月ぶりの流出超となる見込み。一部のマネーは不動産投資信託(REIT)や株式に向かい始めた。

 今月初旬、都内の40歳代の男性は債券型投信「i―mizuho国内債券インデックス」を売却した。日銀がマイナス金利政策を決める直前の1月28日まで1万500円台だった基準価格は1万600円台に上昇。「マイナス金利で債券運用が難しくなる。今が売り時」とみて利益を確定した。

2年4カ月ぶり

 1月末以降、国内債投信からの資金流出が加速している。投信評価会社の三菱アセット・ブレインズは2月は17日までに流出が流入を564億円上回ったと推計する。このままなら2013年10月以来の流出超になる。

 より高い利回りを求めて個人マネーが向かった先はREIT。国内外のREITを組み込む投信は2月、674億円の流入超。金利低下でREITの利払い負担軽減が見込まれ「0%近辺の長期金利が続けば、今後4年間で分配金(株式の配当金に相当)が年2~3%押し上げられる」(SMBC日興証券の鳥井裕史シニアアナリスト)。

日経平均360円高

 値ごろ感から株式を買う動きも出ている。18日の日経平均株価は1万6196円と360円高。東京・名古屋市場で個人は2月1~2週に3800億円強を買い越した。

 マイナス金利に関連した思惑的な売買もみられる。一例が耐火金庫をつくる日本アイ・エス・ケイ。「タンス預金が増え金庫が売れる」との見方から、株価は18日に14%高となった。

 市場には「金利低下は個人マネーをリスク資産に向かわせる」(三菱アセット・ブレインズの斎藤恒彦執行役員)との見方が多い。だがREITや株式の値動きは国内外の景気にも左右される。マイナス金利になったからといって、長く安全志向だった資金の性格が急に変わるわけでもない。リスク資産へのシフトが加速するかは不透明だ。



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