決算番付2016(9)経常増益の連続年数 高シェアと独自性を強みに 2016/06/03 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の投資情報面にある「決算番付2016(9)経常増益の連続年数 高シェアと独自性を強みに」です。





 2016年3月期決算では10年以上の連続増益を達成した企業が5社あった。小売り、インターネットなど内需関連企業が目立ち、好調の秘訣は「独自性」と「高シェア」。独自の商品・サービスで顧客ニーズを掘り起こし、高い市場シェアを獲得。景気が揺らいでも、高い収益を稼ぐ好循環がうまれている。

 27年連続増益でランキング首位に立ったのは、食品スーパー大手のヤオコーだ。埼玉県を中心に地域密着型のマーケティングが強みで、パート社員が主婦の視点で店舗ごとに品ぞろえや売り場づくりを主導。個人消費が低迷するなかでも、共働きや高齢者世帯で伸びる中食需要などを着実に取り込んでいる。

 独自の商品・サービスで固定客をつかむ強みは、商流の川下に位置する業種に限らない。カルビーはポテトチップスで国内シェアの7割強を握る。大和ハウス工業は建築分野を物流、商業施設などに広げ法人需要を着実に取り込んだ。

 ニッチな市場を開拓し、安定した収益を稼ぐ典型例がネット関連だ。ヤフーは19年連続増益。衣料通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイや、グルメサイト「食べログ」を展開するカカクコムは看板サイトを通じて特定の顧客・取引先企業を囲い込む。スマートフォンの普及と相まって利益成長が続く。

 業績が景気の波に左右されにくい医療・医薬関連でも、後発薬に特化した沢井製薬が8年連続で増益。医師向け情報サイト運営のエムスリーは、医薬情報担当者(MR)の代行サービスが収益を押し上げた。

 ランキング上位23社のうち、6社が今期経常減益を見込む。本業は好調でも成長投資が一時的に収益を押し下げる例もある。西武ホールディングスはホテルなどの開業費用が増え、再上場後初の減益見通しだ。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です