眠れるGRITどう伸ばす やる気のツボ再確認 2016/12/27 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞のキャリアアップ面にある「眠れるGRITどう伸ばす やる気のツボ再確認」です。





 「やり抜く力」はどうすれば伸ばせるか。人材サービスのエン・ジャパンが提供する「目標必達」講座の講師、横田昌稔氏に講座で実践する方法を聞いた。

 目標必達講座は同社が提供する120の研修の中でも需要が高く、2015年度の人気講座ランキングでは管理職部門で4位、一般社員部門で9位に入った。横田氏は「学生時代にスポーツなど一つのことをやり抜く経験が昔より減っているようだが、社会に出ると営業目標などの必達が求められる。そうしたギャップから求められているのではないか」とみる。

 諦めずに最後までやり抜くためには、モチベーションの維持が欠かせない。その際、単に気合や根性に訴えるのではなく理屈で考えるのがポイント。自分のやる気スイッチになる魅力的な「報酬」が何かを知ろう。

 例えば「年収1000万円」のような金銭的報酬もあれば、精神的満足などの非金銭的報酬もあるだろう。「社長に認められる=承認」「顧客の生活水準向上を実現する=貢献」といったものだ。紙に書き出し優先順位をつけてみると自分の価値観を再確認できる。

 もう一つ大事なのが「実現可能性」。明確で適切な高さの目標を設定することが肝心だ。それには「SMARTかどうか確認するといい」。(1)Specific(具体的)(2)Measurable(測定可能)(3)Achievable(達成確率50%の水準)(4)Relevant(今の職務や役割と整合的)(5)Time‐bound(期限が明確)――を指す。

 例えば「速やかに会議用資料を作る」という目標は明確でない。そこで「中期経営計画の会議に必要な今後10年間の市場分析資料を今月末までに作る」というふうに修正する。具体的な目標であれば実施計画が立てやすく進捗も確認できる。

 エン・ジャパンで研修サービスの営業を担当する滝本恵美氏は「何かをやり抜くには周囲を巻き込む力も大切」と指摘する。キャリアを積むにつれて1人で完結する仕事は減ってくる。相談する、協力を仰ぐなど他者活用力も意識したい。

 やり抜く力を高めるのに所属する組織も大きく影響する。エン・ジャパンでは新入社員にはまず何かしら数字を伴った目標を立てさせ、宣言させる。達成したあかつきにはバッジを渡し、社員全員で褒める。達成は心地よいという経験の積み重ねが「目標達成グセ」を付ける。

(森国司)



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