米社、今年の十大リスク予想 「弱まる欧米同盟」首位 2016/01/05 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の国際面にある「米社、今年の十大リスク予想 「弱まる欧米同盟」首位」です。





 【ニューヨーク=平野麻理子】政治リスクの調査会社ユーラシア・グループは4日、2016年の世界の「十大リスク」を発表した。首位は「同盟の空洞化」で大西洋を挟んだ欧米の同盟関係が弱まり、世界の安全保障システムが揺らぐ可能性を指摘した。2位には欧州の閉鎖性、3位にはアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立で影響力を増す中国を挙げた。

2016年も欧州はリスクの火種を抱える(昨年10月、オーストリアとスロベニアの国境にとどまる難民)=ロイター

 国際政治学者のイアン・ブレマー氏が率いる同社が毎年発表する予想は、市場関係者の注目度が高いことで知られる。15年は「欧州の政治」を最大のリスクと予想。実際に15年にはギリシャの債務危機、テロや移民問題が起き、欧州の政情は不安定だった。

 16年も引き続き欧州がリスクの火種とみる。「米国の単独主義と欧州の弱まりで(従来の)同盟関係が損なわれる」と指摘。ウクライナやシリアへの対応に開きが出てくる一方、英国は中国、フランスはロシア、ドイツはトルコと関係を深める可能性があるという。

 欧州では過激派組織「イスラム国」(IS)への恐怖から各国の閉鎖性が高まり、欧州26カ国を国境検査なしで移動できる「シェンゲン協定」が崩れる恐れがあると予想した。

 ISについては「イラクとシリアを超えて拡大し、新たなテロの脅威は高まり続ける」との懸念を示した。16年はIT(情報技術)関係者が政治的な発言力を増し、国の政策に影響を及ぼすとも予測した。

  1. 同盟の空洞化
  2. 閉ざされた欧州
  3. 中国の占有スペース
  4. ISと「友人」たち
  5. サウジアラビア
  6. 科学技術者の興隆
  7. 予測できない指導者たち
  8. ブラジル
  9. 十分でない選挙
  10. トルコ


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