経営書を読む コトラーら著「コトラーのマーケティング3.0」(2) 消費者との協働 信頼構築へ対話必須 2013/11/26 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞のキャリアアップ面にある「経営書を読む コトラーら著「コトラーのマーケティング3.0」(2) 消費者との協働 信頼構築へ対話必須」です。





 前回紹介した価値主導のマーケティングを実現するために、コトラーは「協働マーケティング」「文化マーケティング」「スピリチュアル・マーケティング」という3つの要素が重要であると提言しています。マーケティング3.0の時代には、3つの要素が互いにシナジーを生み出していくことが求められます。

 1つ目の「協働マーケティング」とは何でしょうか。

 ソーシャルメディアの普及によって、消費者が企業のマーケティングに与える影響力は飛躍的に高まっています。コトラーはこうした消費者の変化について「マーケティングはマーケターが消費者に対して行う活動だけではない。消費者も他の消費者に対してマーケティングを行っている」と論じています。

 人々は広告より他の消費者の口コミを信頼し、納得感のある口コミはソーシャルメディア上で爆発的に波及します。企業は消費者との対話(≒協働)で信頼を築き、共感した消費者との協力(≒協働)によって大きな宣伝効果を得るのです。

 消費者は商品開発や広告のアイデアを提供し、イノベーションの源泉としても企業に協働成果をもたらします。コトラーの言葉を借りると、ユーザーが考えたコンテンツは消費者の生活により関連性があって受け入れやすく、往々にしてプロの作ったものより消費者の心に響くのです。

 さらにコトラーは、取引先企業やサプライヤーなどパートナーとの協働の重要性にも触れています。消費者は受け取るメッセージが企業単体からの発信であれ、パートナーとの協働の成果であれ、総体的なものを受け入れるからです。

 企業が単独で消費者の信頼・共感を得るのは、簡単なことではありません。

 今こそ新たなパートナーを模索して過度な自前主義から脱却し、消費者やパートナー企業との価値追求型の協働を進めましょう。

(アクセンチュア)



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