麻生氏、経済対話「日米で枠作る」 貿易・投資ルール主導 中国念頭に 2017/4/28 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の経済面にある「麻生氏、経済対話「日米で枠作る」 貿易・投資ルール主導 中国念頭に」です。





 麻生太郎副総理・財務相は27日、日本経済新聞のインタビューで日米経済対話に関して「日米で枠をつくりアジアの中でうまくあてはめていく」と語り、貿易や投資のルール作りを主導する考えを表明した。米国の環太平洋経済連携協定(TPP)への復帰にも期待感を示した。主なやり取りは次の通り。(1面参照)

麻生氏は「中国人が考えるフリーと世界が考えるフリーは全然違う」と語る

 ――18日の日米経済対話の率直な手応えは。

 「これまで日米間の交渉はすべて日米間の貿易摩擦によって起きた。今回は特にそういう話があるわけではない。日米できちんと手を組んでやっていくことに大きな意義がある。日本という朝鮮半島に最も近い国と良い関係にあるのは米国にも大きな意味がある」

 ――2国間の枠組みはどう進める。

 「(米国は)自由貿易協定(FTA)とTPPを比べると、FTAの方がよりメリットがあるという前提だろう。米国との2国間交渉になったら譲ることはあり得ない。FTAの方が条件はより厳しくなると分かったら後からTPPに入ってくればいい。現実が分かれば、やっぱりTPPの方が良いということは十分にあり得る」

 ――米国抜きの「TPP11」の案は。

 「現実的だ。せっかく3年間かけてつくってきたのだから、発効させればいい。条件の再交渉はない。TPP11の発効は早いかもしれない」

 「(TPP11が進めば日本市場では)オーストラリア産牛肉が増えて、米国産牛肉は減っていく。(米国抜きは)他の国にとっては都合の良い話が多い」

 ――対話で取り上げる「第三国に関する懸念」は中国が念頭にある。

 「3月の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議でフリー(自由)とフェア(公正)という言葉が一番もめた。中国人が考えるフリーと世界が考えるフリーは全然違う。世界の常識と異なる自分に都合の良いフリーで物を動かされては明らかに公平さを欠く」

 ――北朝鮮情勢は。

 「明らかに常識的でない人が極めて危険な武器を持っている。(朝鮮人民軍創建記念日の)25日が過ぎたら緊張感がなくなるというのはまったく違う。テンション(緊張感)は下がることはない。それを一番止められるのは中国でしょ」

 ――為替問題は対話では取り扱わないことになった。

 「それは俺とムニューシン米財務長官でやる。ムニューシン氏は前任のルー氏のような予算屋と違い、ゴールドマン・サックスで現実の金融や為替をやってきた。この意味はよく分かっている」

 ――消費税率引き上げに向けた環境は整っているか。

 「前に比べれば上げやすい状況になりつつある。予定通りの方向で進んでいる」



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