黒田日銀総裁再任を 浜田宏一・内閣官房参与に聞く 2017/7/25 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の経済面にある「黒田日銀総裁再任を 浜田宏一・内閣官房参与に聞く」です。





 内閣官房参与としてアベノミクスを支える浜田宏一・米エール大名誉教授は日本経済新聞のインタビューに応じ、来年4月に任期を迎える黒田東彦日銀総裁の再任が望ましいとの考えを示した。

 ――安倍政権の経済政策をどう評価しますか。

浜田宏一  内閣官房参与

 「国民の負担になるインフレがなく雇用が拡大しているのは良い状況と考えるべきだ。2%の物価安定目標達成が悪いとは思わないが、労働・生産市場に活気がでることが一番大切だ。企業収益も良いし、国内生産も伸び国民は豊かになっている。その意味でアベノミクスは成功だったといえる」

 ――日銀の金融政策は。

 「初期段階では量的緩和の効果は大きかった。2015年ごろに金融緩和の為替市場への影響が頭打ちになったが好況は続いている。黒田総裁は全体のスポークスマンとしてうまくやっている」

 「英フィナンシャル・タイムズ紙などから出ている、黒田総裁の再任論に私も賛成だ。雇用も生産も安定させたので、再任論は自然なことだ。黒田さんは元気があるので可能ではないか」

 ――20年度の基礎的財政収支(PB)黒字化目標が難しくなり、政府は政府債務残高の国内総生産(GDP)比など新目標を模索しています。

 「普通はフローのPBが改善しないと、債務残高のGDP比も良くならない。経済成長や利払いの状況で後者だけ改善するケースもあるかもしれないが、両方の目標をみるべきだ。ただ、景気回復が不十分なのに、年度を固定して収支を無理に均衡させることには賛成できない」

 「14年の消費税率上げがなければ、アベノミクスの効果はもっと出ていた。増税でもこれだけ雇用が逼迫しているので、大丈夫だったという見方もあるかもしれないが、私は、やるべきではなかったというリフレ派の見方に近い」

(聞き手は編集委員 藤井彰夫)



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