ROE投信に資金流入 個人、株式相場に先高観 6月、1年5カ月ぶり水準 2015/07/03 本日の日本経済新聞より

今日の日経注目記事は、日本経済新聞のマーケット総合2面にある「ROE投信に資金流入 個人、株式相場に先高観 6月、1年5カ月ぶり水準」です。





日本経済新聞_20150703_ROE投信に資金流入

 個人投資家が企業の自己資本利益率(ROE)に注目して投資する姿勢を強めている。6月の日本株投資信託の資金流入額は1年5カ月ぶりの水準となり、とりわけROEを銘柄の選別基準とする投信に資金が入った。企業統治改革が進みROEが改善するという期待と相場の先高観を背景に投信に個人の資金が向かっている。

 三菱アセット・ブレインズの推計によると、日本株投資信託(ETF除く)の6月の月間資金流入額は2652億円。3カ月連続で流入超となったようだ。中でも流入が目立つのは、ROEを銘柄選択の基準とする投信だ。

 2位の野村アセットマネジメントの「野村日本企業価値向上オープン(米ドル投資型)」は資本効率の改善などを通じてROEの向上が見込める銘柄に投資するファンドで、個人の間で人気が高い。5月末時点では三菱UFJフィナンシャル・グループやT&Dホールディングスなど金融株の組み入れ比率が高い。いずれも自社株買いの実施を発表しており、株主配分の強化で資本効率が改善するとの見方がある。

 3位の「JPX日経400アクティブ・プレミアム・オープン(毎月決算型)」もROEなどを基準に構成した「JPX日経インデックス400」の採用銘柄を中心に投資している。6月は469億円の資金流入超となった。「個人の残高の伸びが目立つ」(ニッセイアセットマネジメント)という。

 11位には三井住友アセットマネジメントが6月下旬に設定した「ROE向上・日本厳選株式ファンド」が入った。企業統治指針をはじめ、政府主導で資本効率の改善が進むなか「ROEに着目することが収益拡大につながる」(石山仁チーフストラテジスト)という。

 日本株投信に資金が流入する一方、現物株の取引動向を映す東証の投資主体別売買動向の「投資信託」は6月1日~26日時点で売りが優勢だった。投資信託に資金が入ってから運用会社が実際に個別株を買うまでに時間差があるほか、国内外の資産に分散投資するバランス型投信の売りなどが含まれたためにズレが生じているようだ。

 日経平均株価は6月中旬に一時2万円を割り込んだが、個人の積極的な押し目買いが入り、相場は再び回復基調をたどっている。



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