2014/05/22 本日の日本経済新聞より 「社説 中ロが目指す国際秩序に漂う危うさ」

今日は、日本経済新聞14版の1面(総合1)にある「社説 中ロが目指す国際秩序に漂う危うさ」から、要点と所感を整理する。

中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領はどんな国際秩序を目指そうというのか。そんな疑問を抱かせる会談だった。

上海で開いた中ロ首脳会談の後で発表された共同声明は「もっと公正で合理的な国際秩序」を目指すとうたい、「他国の内政への干渉」や「一方的な制裁」への反対を打ち出した。

ロシアのクリミア編入に対する日米欧の制裁や、サイバー攻撃によるスパイ活動容疑で米国が中国の軍人5人を起訴したことなどを念頭に、日米欧をけん制する狙いと受け止められている。

問題は、中ロがこうした主張で他国をけん制するだけで、自らを省みていないことだ。たとえば、ロシアが武力を背景にクリミアを編入し、ウクライナの内政に圧力を加え続けていることに、共同声明は触れていない。

共同声明は「第2次世界大戦後の国際秩序を壊そうとするたくらみ」への反対も明記した。日本をけん制したい中国にロシアが同調した形だが、クリミア編入で戦後秩序を揺るがしているのは、ほかでもなくロシアである。

習主席がクリミア編入に注文をつけた形跡はうかがえない。東シナ海や南シナ海での動きを踏まえるなら、中国もまた力任せに戦後秩序を壊そうとしているのではないか、との疑念さえ浮かぶ。尖閣諸島の周辺で中国の公船が日本の領海への侵犯を繰り返しているだけに、警戒せざるを得ない。

習主席は21日、アジアの安全保障に関する国際会議で「アジアの安全はアジアの人々が守る」と述べた。米国の影響力の排除を目指す構えといえる。中ロなど26カ国・地域が加わるこの会議で、日米はオブザーバーでしかない。

そして会議に合わせるように中ロの海軍が東シナ海で合同演習を実施し、両首脳は上海での演習の開幕式に出席した。会議の正式メンバーのなかで圧倒的に強大な軍事力を持つ両国が、その力を誇示してみせた格好だ。

中ロはロシアから中国への天然ガス輸出交渉の妥結にこぎつけ、両国の経済関係の強化で成果をあげた。ただ、高性能兵器の輸出交渉は決着せず、安全保障の分野では微妙なズレもうかがえる。

こうした「綾(あや)」に目配りしながら、中ロが国際秩序を守り育む建設的なパートナーになるよう働きかける。日本は難しい外交を進めなくてはならない。

中国は経済力と国内市場、ロシアは自国産資源を背景に、世界の共産主義主要2国家が新国際秩序を目指すことについて、社説としてすこぶる真面目に疑問点を指摘している。

そもそも、冷戦時代に政治だけでなく経済的な交流がなかったところ、資源や安価な労働力という餌を垂らしたのは共産主義であり、その餌に食らいついたのは市場開放経済を掲げる民主主義である。今になって共産主義の野望に危機感を覚えても、いかにも遅すぎる。

共産主義の彼らは、資本主義のわれらにとって地球外生物である。第二次世界大戦において日本軍が降伏する公算が高まった時、一方的に日ロ中立条約を破棄し、北方領土他を接収したのは共産主義国家である。また、共産主義をして中国共産党を操り、中国国内において日本とゲリラ戦を行った相手も共産主義国家である。日本の戦中戦後史は、共産主義によって計り知れない影響を受けた。

この地球に地球外生物が降り立ち、「我らの惑星には地球にない資源がある」と我ら地球人に手を差し出し、餌をぶら下げても、それに食らいつく日本人であってはならない。

彼らが建設的なパートナーたる資質や素養がないことは、歴史も示唆している。今からでも彼らと断交すべき、その決断をするのがリーダーシップである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です