2015/02/17 本日の日本経済新聞より「経営書を読む フェファーら著「なぜ、わかっていても実行できないのか」 (2)計画だけで未来は来ない」

今日の日経注目記事は、日本経済新聞のキャリアアップ面にある「フェファーら著「なぜ、わかっていても実行できないのか」 (2)計画だけで未来は来ない」です。





 「計画だけで未来はやってこないのだ」と本書の著者、フェファーらは断言します。何か行動を起こすために議論し、計画を練り、データを収集し分析する、といった作業は必要です。組織はそうしたことをするために存在するとも言えます。

 しかし、フェファーらは「多くの組織が話し合っただけで行動した気になってしまう」と指摘します。問題点を綿密に話し合い、対策について全員が賛成するまで徹底的に議論を重ねるうち、問題が解決したような錯覚に陥るケースは少なくありません。意思決定した内容が実現したかどうかを確かめるメカニズムが欠けているのです。

 進捗状況や成果を確認するプロセスにも注意が必要です。会議やリポート作成のための時間ばかりが増え、Eメールを読むので精いっぱい、というのでは肝心の作業が進みません。

 特にマネジメントの間では、気の利いた発言や発言の多さばかりが評価されがちなことも指摘しています。声の大きい発言はその場で認められるが、行動した結果が評価されるには時間がかかるからです。難解な専門用語でステータスを誇示したり、批判的な発言をしたりすることで相手より優位に立とうとする、という人もいるでしょう。

 意思決定を現場の行動に確実につなげるため、「知識もあり、仕事もするリーダー」の存在が必要だと、フェファーらは主張しています。リーダーが伝える原理原則は単純明快な方が良く、組織が大きくなるほど、その方が末端まで確実に伝わり、実践可能なものとなります。

 過去のやり方にこだわると、積極的な行動ができません。人も組織も、成功体験を重ねると満足して学習意欲を失いがちですが、将来の行動を過去に照らして判断していたのでは、革新的な製品やサービスは生まれません。前例を乗り越える勇気を持つこと、組織がそれを許容する雰囲気を持つことが重要なのです。

(ケーススタディーなど全文を「日経Bizアカデミー」に掲載)

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