2015/03/04 本日の日本経済新聞より「米高官発言、韓国で波紋 「旧敵国中傷、停滞もたらす」歴史問題巡り微妙な関係映す」

今日の日経注目記事は、日本経済新聞の国際1面にある「米高官発言、韓国で波紋 「旧敵国中傷、停滞もたらす」歴史問題巡り微妙な関係映す」です。

米国の高官は、要するに、日韓関係の未来志向を前提にするなら、未来志向にそぐわない思考や態度は建設的でない、このような趣旨の発言だと思われます。これに対して、全体の話ではなく点の話を返しているのが韓国世論ということになると思われます。


日本の体現は言葉より重し、まさに、言うは易く行うは難しという格言に対して、韓国や中国の文化には逆の格言があるようです。





 【ワシントン=吉野直也、ソウル=小倉健太郎】シャーマン米国務次官がアジアの政治指導者らに対し、「旧敵国」を安易に中傷すべきでないという考えを示したことが波紋を広げている。韓国側が「日本への肩入れだ」と反発する一方、米側はその反応に「驚く」といった応酬が続いている。一連のやり取りは米韓両国の微妙な関係を映し出しているともいえる。

1月、ソウルで韓国の尹炳世外相(右)と握手するシャーマン米国務次官=ロイター

 「特定の国や指導者に向けられたものではなく、少々驚いている」。米国務省のハーフ副報道官は2日の記者会見で、シャーマン氏の発言を巡る韓国側の批判に反論した。さらに「日韓の建設的関係が地域の平和と繁栄に役立つ。歴史問題などを巡る米政府の立場に変化はない」と強調した。

 シャーマン氏は2月27日、戦後70年をテーマにしたワシントン市内での講演で「政治指導者が旧敵国をけなすことで安っぽい称賛を得るのは簡単だが、そのような挑発は前進ではなく停滞をもたらす」と述べた。

 このシャーマン氏の発言に韓国側は騒然となった。歴史問題において「日本の肩を持つ」(聯合ニュース)内容だと受け止められたからだ。2日の国会外交統一委員会では野党議員が「大変驚いた。多くの国民が憤慨している」と、政府に「適切な措置」を要求した。

 韓国外務省の趙太庸(チョ・テヨン)第1次官は「厳重な姿勢で対処する。(日韓の歴史問題に対する)米国の立場に変化がないことは確認済みだが、より具体的な説明を求めた」として一両日中にも米側から回答が来るとの見通しを示した。

 韓国最大手紙の朝鮮日報は3日付で「米国務次官の誤った歴史発言、このまま放置はできない」という社説を掲載。同盟国である韓国に「無礼」であり、中国には「挑発」になると主張した。米国に「公式の立場を明らかにする必要がある」と求めると同時に、米韓関係は韓国政府の言うような最上の関係ではないとも指摘した。その上で韓国政府に対応を促した。

 シャーマン氏の発言は米側の韓国側への不満を代弁しているとの見方が一般的だ。対北朝鮮や対中国を見据え、米側は日韓を含めた3カ国の連携を基軸に置いている。それにもかかわらず韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は安倍晋三首相の首脳会談の呼びかけに応じていないからだ。首脳会談そのものを駆け引きの材料にする韓国側の姿勢にはかねて批判的だ。

 安倍首相が4月下旬に米国を訪問し、その際に米議会で演説をする構想に反対する韓国系米国人らが米議会関係者に見直しを働きかけていることも米側は快く思っていない。シャーマン氏の発言を巡り韓国側が米側への非難をさらに強めれば、微妙な米韓関係が一段と揺らぐ可能性もある。

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