2015/03/17 本日の日本経済新聞より「経営書を読む 第2版 リーダーシップ論(2) リーダーの取るべき行動 方向性を決めて人心統合」

今日の日経注目記事は、日本経済新聞のキャリアアップ面にある「経営書を読む 第2版 リーダーシップ論(2) リーダーの取るべき行動 方向性を決めて人心統合」です。





 前回、マネジャーとリーダーの違いについて、リーダーとは変革を主導する人であり、そのような役割が求められると述べました。今回は具体的にリーダーが取るべき行動とは何かを詳しく見ていきたいと思います。

 まず、リーダーは環境変化に対して、自らの組織がどのように変わるべきかの「方向性の設定」を行う必要があります。これを具体化したものがビジョンとなり、戦略となります。

 コッター教授は「ビジョンも戦略もあっと言わせるような斬新なものである必要はない」と指摘。真に有効なビジョンとは「顧客や社員、株主などの関係者の利益に資するものなのかどうか、地に足のついたものであるかが重要なのだ」と述べています。

 方向を設定した後、リーダーは「人心の統合」をする作業があります。現在の大組織は多様な人々で構成されており、彼らを1つに方向付ける必要があるためです。

 方向付けするにはコミュニケーションが重要で、リーダーは多くの人々と会話をすることが不可欠だと強調しています。メンバーの理解を深めるにはリーダーの「信用」も大事で、日々の実績や評判の積み重ねが左右することもあります。

 ビジョンを実現するため、個々のメンバーが持つエネルギーを爆発させなければなりません。リーダーはそのエネルギーを与える役割を担います。強制的に正しい方向に向かわせるのではなく、達成感や自尊心、理想への参画意識など人間が持つ基本的欲求を刺激し、メンバーを進んで変革に参画させるのです。

 こうしてリーダーはメンバーが「リーダーシップ」を発揮するように導き、組織内に次々とリーダーが出てくる状況を作り出すことが最大の役割となるのです。

 このようにリーダーとマネジャーの行動は全く異なります。リーダーにはメンバーを自律的に動かすための深い人間洞察が必要となるのです。

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